時報曲の変更

9月議会は私の最後の一般質問であった。
4件について質問した。

(一) 夕方の時報について
   ①現在の音楽を採用した経緯は
   ②時報音楽について町民から意見は無いか?
   ③町長ご自身はこの時報についてどう思うか?

(二)町民の個人情報が閲覧できる端末について
(三)町長の接待交際費の公表について
(四)小杉谷石塚集落跡保全活用検討委員会について

この4項目を質問していたが、(一)の「夕方の時報」については、どうやら、曲目の変更を要請していたことが12月1日から実現しそうである。
昨年の11月1日から、夕方の時報として流れていた曲は、おそらく屋久島の民謡だと多くの人が信じていると思われる「まつばんだ」という曲目である。
屋久島高校の生徒さんたちが、この「まつばんだ」について研究し、表彰も受けている。
伝統文化の継承と言う観点から、広く町民に知らせ、広めるという主旨で町に時報の曲として採用を申し込んだものであると思われる。
昨年の11月1日から放送が始まったが,放送が始まると多くの町民から、曲調についての苦情が絶えず、私の周辺の町民からも「暗い」「夕方の時報曲にふさわしくない」などの声を聴くことが多くあった。
確かに私自身も、曲調が暗く時報曲としてはふさわしくないことには同感であった。
しかしながら、屋久島高校の生徒たちの研究努力や、吹奏楽部の演奏であることなどを考えると、無下に否定することも出来ず、この問題について研究してみました。

結果、曲は黒島でも歌われていた事実(子供の頃、住んでいたという知人からの聴取)や、琉球音階であること等から屋久島独自の民謡でないことが判明した。
時報曲として流れ始めて半年が過ぎても、町民から時報曲としての認知は広がりを見せることもなく、むしろ、「曲を変えるように要請してください」という声が寄せられていた。
そこで、一般質問で時報曲の変更を要請した次第である。
町にも多くの要望の声があったのでしょう、町長は曲の変更をあっさりと認めました。

私自身、一年が経過する11月1日から変わるものと思っていたが、変わらなかったので、当局に聞いてみました。
「11月の町報で住民に告知しますので、変更は12月1日からになります」「使う曲は何ですか?」
「当初使っていた(夕焼け、小焼け)を使います」という回答を得ました。
この曲が最適である、郷愁をそそるというか、なんとも言えず良い曲である。
残りの質問事項も解決を見た時点で報告いたします。

  <追伸>

「清く正しい屋久島町を創る会」のメンバーが、地域メディアを立ち上げました。
「ほっとやくしま」
ご覧ください、きっと今の屋久島町が解ります。

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