驚きとあきれ

完全と言えないまでも、一応監査結果が出たようである。
以前から指摘され、予想された人物が顔を出している。特定できる分については、屋久島ポストは実名で報道して居る。

*会計課長で定年退職した人物は、20年前の行政組織で言えば、収入役である。
三役の一人に当たる。恥ずかしい限りである。元締めが緩んでいれば、末端が緩んでしまうのは必定である。
すでに、返還に応じているようであるから、自己責任は感じているのであろう。

*現職議員の場合は極めて許されないし、今までの経緯からして反省しているとは当然理解しがたい。
町長のシルバー割引の調査特別委員会の設置議案に対し、「自己申告で十分であり設置の必要は無い」と反対討論をしていたと記憶している。
世の中、性善説が通用するようであればなんの心配もないことで有る。まず模範を示してほしかったですネ
これだけの不正を監査で指摘された以上、身の処し方をどうするのか、注目に値する。
現在、議会運営委員長と言う職責にあるが、これだけ公になった以上、公平な議会運営をするためには、辞すべきだと考える。
亦、擁護派の連中が「その必要は無い」と庇うだろうが、男のケジメである。

首長のシルバー割引に始まった一連のこの事件は、前副町長、元議長、元総務課長、現在の幹部職員、一般職員までにも及び、底知れない恐ろしさを感じている。
彼らの言い訳のセリフも決まっている。
①「事務方の間違い」 ②「パック旅行券とは気ずかなかった」 ③「記憶にない」 などである。

①「事務方の間違い」などある筈がない。決済印を押すのは、課の長である貴方自身である。
②「パック旅行券とは気ずか無かった」一連の領収書を発行した代理店に私なりに聞き取りをしたところでは、クーポン券にパックと押印するという回答を貰っている。
尤も、パック券か、そうで無いかがわかるのはその券を使う本人が一番わかるのである。
皆さんも一度お試しください。必ず彼らが言っていることが虚偽であることが解ります。

「記憶にない」などと言うのは言い逃れをするときの常套手段であるが、この監査報告や、情報開示した旅費の精算書に貼り付けてある領収書は全てと言ってよいほど、市販されているコクヨの領収書である。
旅行代理店には正規のナンバーリングを打った領収書があるそうである。
この代理店の所長が詐欺ほう助罪で訴えられた時「売り上げを上げる為に顧客に便宜を図った」と弁明している。いとも簡単に切れるコクヨなのである。
このことから推測できることは、彼らの旅費の不正は、①、②などの理由では無く、最初から不正をする目的でことに臨んでいるのである。
旅行代理店の元所長の「売り上げを挙げようと思って」という心情は責任あるサラリーマンとしては分からないでもないが、手段が間違っている。
不正の領収書の発行を依頼する方が特段に悪いことは間違いないことであるが、こんな便利な所があって この問題が発覚しなければ、今でも続いていたかと思えば寒気がする。

これだけの住民不在の不正がいとも簡単に行われていたことが露見するたびに、ふと!どこの自治体でもこのようなことが行われているんだろうか?と疑いたくなってくる。
いや~屋久島町だけだよ!そうであれば日本沈没だよ!  と言う声が聞こえる。
さ~屋久島町の再生をどう取り組むか? 議会の見識が問われるところである。

この記事へのコメント

有権者1
2022年05月07日 12:37
ヨカニセさん

いやぁ~相変わらず、バカ丸出しで恥など微塵も感じてない輩ばかりです。
「事務方のせい」にしてても『決済者が自ら捺印してる時点』で言い訳無用です。

永良部の補助金虚偽記載不正請求、不正受領返還問題然り。
工事監理を怠り既成部分検査など所定手順を遵守せず、捺印したのは「荒木町長」です。
挙げ句には「業者に責任転嫁」の始末…。

自治体以前に人として資質が疑われる問題です。
ついでに「コバンザメ町議ら」も本当に不用品です。

いつまで癒着や不正が蔓延るんでしょうか?町の健全化など遠い未来の夢物語です。
ヨカニセ
2022年05月07日 20:46
有権者1さん  コメント有難うございます。
今までこんなことがまかり通っていたことが驚きです。
どんな立派な発言をしても空しく響くだけ、それでも議員続けますか?と言いたいです。
口永良部の問題は業者に責任転嫁は許せません、何らかの対策を講じなければなりません。それにしても恥ずかしい自治体では有ります。
このまま、人の噂も75日にしてはいけないと思っています。
2年が経過してもなんの改善もありません。
有権者1
2022年05月09日 07:16
ヨカニセさん

自浄作用皆無は当然として『一番の問題はこうした不正派との連鎖を断ち切れない地域、環境』だと思います。
「つるんで美味い思いしてる連中」は今後も断ち切れるわけないです。
反対派の人数よりも「こうした手の息のかかる者」が大勢を占めてる間は無理ですよ。

現実考えれば『仕方ない』のかも知れないですね(笑)
ヨカニセ
2022年05月09日 08:47
有権者1さんのおっしゃる通りです。
今は、ほとぼりに冷めるまでと大人しくしていますが、おんなじことはまた起きる心配は有ります。
規則、条例なりを厳しくして再発を防がなければなりません。今の執行部にはその取り組みも見えてきません。何しろ本人が仲間だったわけですから。

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