監査請求の提出

屋久島ポストですでに詳しく報道されている、口永良部の水道工事について、5月9日(月)住民監査請求を提出した。
この問題は昨年の9月議会(議員改選のため8月開催)の常任委員会で私が質問したものである。

「課長!3月末で完成していなければならない口永良部の水道工事が期間内に完成していなかったと言う、業者間の噂を耳にするが、事実はどうなっていますか?」
担当課長「調べてみます」 私 「結果を本会議最終日に報告してください」
全くとぼけているとしか思えない回答である。担当課長として認識していない筈もないが、報告があるものとしてそれ以上の追及はしなかった。
しかし報告もないまま、私の議員生活は終わった。
改選選挙が終わった、9月21日だったと思うが担当課を訪問した。蛇年生まれの私はしつこいのである。
「課長!今月の末日までは私は議員の資格がある、私の質問に答えを貰ってないが、事実はどうなんですか?」 「3月末までに工事が終わらなかったのは事実です、ほんの少し遅れました。」
遅れた工区と、業者を聞き、事実関係を調査するため、業者を訪問した。
実に誠実に真面目にお答えをいただいた。「私の長期入院などもあり、お盆過ぎまでかかったのは事実です。」    町の回答と、事実関係が全く食い違っている。
関係書類の情報開示を要求して、調査が始まった。その結果は屋久島ポストの報道でご存じの通り、実に見事な調査報道である。
その後、議会の「決算審査特別委員会」が不認定となり、問題は大きくなった。
屋久島ポストや、私の聞き取りに対しても、担当課は言い訳と未完成であった事実を隠すのが必至であった。
尤も腹立たしい、言い訳の事例を一つ紹介します。
「なんでこのような状況が生じたのですか?」の私の質問に
「いくら社長に携帯電話をかけても、応答が無く確認のしようがなかった」
自分の仕事の責任をこの程度で終わらせていたら、税金を払っている住民は納得がいかない。
この会社の事務所は、職住隣接である、しかも、役場本庁舎から車で走ってもさほど時間のかからない場所にある。 何故会社を訪問しようとしなかったのか?
要するに責任ある仕事をしていないのである。悪く考えれば、このようなケースは過去幾度もあり、なーなで済ましてきていたのではないかとさえ勘ぐってしまう。
3月末の完成検査時点で終わっていない工事を、繰越手続もせず、県への報告は完成として虚偽の報告をし、国からの補助金を得ている。しかも完成していない工事に工事代金を全額支払って居る。
仕事を請け負いながら、工事の完成が間に合わず遅れたことは確かに業者の責任であるが、杜撰な業務処理が招いた結果である。
議会で、国から返還命令を受けた補助金を全額、業者に請求するという、わが耳を疑うような発言には空いた口が塞がらない思いである。
正しく業務処理をして、繰越をしていれば補助金の受領が遅れるだけで事なきを得た問題である。
町長が10%、副町長が5%で夫々3か月の減給などは、自分の職責をどう考えているのか?
お茶を濁してはいけません。町長、副町長、二人の責任は重い。まさしく現状では機能不全の自治体といわざるを得ない。
業者は当然拒否するでしょう。訴訟を起こしても勝てる確約は有りません。その時は住民の負担でしょうか?それは許されません。
議会がどのような対応をするか見極めたいものである。

この記事へのコメント

暴露くん
2022年05月17日 08:27
相変わらずの屋久島町。
全くもって話になりません。
責任の取り方を知らないのではなく、そもそも町民に迷惑をかけたという罪の意識がないのでは?
良識派皆さんの日々の活動を応援しております。
頑張ってください?‍♂️
ヨカニセ
2022年05月18日 08:33
暴露くんさんコメント有難うございます。
責任の取り方どころか、反省の色さえ見えません。
我々の活動が、再発防止に少しでも役立てばと思っています。
今後とも多岐にわたってご助言いただければ幸いです。

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