一般質問を傍聴して
6月議会、渡辺 千護 議員と、真邉 真紀 議員の一般質問を傍聴した。
渡辺 議員は、口永良部の水道工事に関することで有ったが、この問題については住民監査請求を提出していることもあって、どのようなやり取りがあるか興味があった。
順次質問のやり取りを抜粋しながら、私としての感想を述べてみます。
「未完成の工事を工事完了として、国へ報告した理由は?」
副町長「国の補助(50%)の分は完了しているとの報告があったのが理由である」
(一連の工事で、どのようにして国の補助部分と町の単独負担の部分を区別するのか?全く言い逃れのお粗末な答弁である)
また補助金返還に至った理由を次のように述べている。
副町長「国をだますという意図があれば、当然、全額の補助金の支給が止まるのが普通ではないかと思っている。終わっている部分については、補助金を支給するということで、今回の補助金の返還については、私共としては、ペナルテイーという認識は持っていない。
(ペナルテイーの日本語訳は「罰」、「罰金」、「刑罰」となっている。返還命令を受けたということは杜撰な業務管理に対しての紛れもないペナルテイー(罰金)なのです。全て執行部と担当課の責任です。くれぐれも、議会での発言のように業者にその責任を負わせてはなりません。反省の気持ちが無ければ再発防止策の第三者委員会を立ち上げても意味がない。)
真邉 議員の質問は、町長のシルバー割引の旅費の不正に始まり、前副町長、元議長、前議長や職員まで及んだ一連の監査が完璧に行われていないことの追及に加え、現職の議員である日高 好作 議員、前会計課長の旅費不正が新たに発覚したことを、精算処理に使った虚偽の領収書をパネルで示しながらの、迫力ある追及であった。
「公務の出張に、私事の家族旅行を絡めて余分な宿泊代金を精算していることをどう思うか」
副町長「どこに宿泊しようと、宿泊先を報告する必要は無いので問題ないと思う」
(わが耳を疑う、とんちんかん、な回答である。)
「職員への旅費の精算の仕方などを通達でなく、規則にしたらどうか?」
副町長「真邉議員は、職員は悪いことをするという前提のもとに発言している、私は通達で十分だと思っている」
「私はそのような前提では発言していない、訂正してください」
性善説も良いでしょう!人間社会の法律は、先人の行動がベースとなり、よりよい社会生活を営む上で必要な規律や規範が決められているのです。止まることを知らない、次々と起こる不祥事、本当に通達で事足りますか?
通達は一過性で、忘れることもあります、規則にすれば、読み返したり確認することもできます。
真邉議員の提案が尤もな意見である。
今回の議会よりユーチューブで配信され、議会の全体を見ることが出来ます。
あえて、一部を記事にしたのは、正直、反省も改革の兆しさえも見えない現行政への私の抵抗である。
批判も、お叱りも覚悟しています。
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